【RPA】業務選定するための8つのポイント
RPAを既に導入しているけど期待するほどの効果が出ていないという企業が数多くいるかと思います。私もSEでRPAの開発・運用も行なっていますが、「この業務はRPAにする必要ないよね!?」と多々言うことがあります。
必要ない業務をRPAにしても効果は出ません。RPAで自動化をする上で1番大事になるのは、業務の選定です。適切な業務をRPAで自動化して働き方改革を行なってください。
RPAとは
RPAについて知りたい方は、簡単にですが下記のページに記載していますので読んでみてください。
業務選定の8つのポイント
私が思う業務選定するために確認すべきポイントは、下記の8つになります。
1.業務名
2.業務内容(大まかな)
細かい業務内容はこの段階ではいらないです。
ex. ①ExcelのデータからWebで検索をする。
②検索結果をExcelに転記する。
このような大まかな業務の流れを書くことで、RPAに出来るのか、①は出来ないけど②は出来るなどの確認をすることができます。
一度に全てをRPAにすることよりも、部分的に作成をして後から繋げていく方が有効です。
3.利用システム/ツール
RPAはツールによって得意不得意があるため、業務によって何のツールを使用しているのか確認する必要があります。WebとExcel操作は、RPAの得意分野です!
4.頻度
当たり前ですが、頻度の低い業務をRPAにしても効果は出ません。まずは、日次→週次→月次の順でRPAを作成していきましょう。
5.時間/1人
6.人数
7.合計時間
5〜7はセットです。業務にどれだけの時間を費やしてるのか確認する必要があります。大して時間を費やしていない業務は後回しにしてください。
また、同じ合計時間の業務でも関わる人数が多い業務の方をRPAにした方が効果が出ると言われています。
8.重要度
業務がどれだけ重要なのか確認してください。5段階ぐらいがちょうどいいと思います。
5:オンタイムで作業する必要がある
4:オンタイムではないがその日のうち作業をする必要がある
3:数日なら前後しても構わない
2:オンタイムでなく、半年〜1年以内にシステムを変更or業務自体がなくなる可能性がある
1:最悪、その業務を行わなくても何とかなる
私も作ったのに月一程度しか使われず、半年ほどで業務自体がなくなったことがあります!!
すごく無駄な時間です!
重要度が低いものは後回しにして、高いものから順にRPAにしていきましょう!
まとめ
1つ1つの業務を次々とRPAにしていくことでももちろん効果は出ますが、中長期的に考えると業務の洗い出しを徹底して行うことでより高い効果が見込まれます。
8つのポイントを記載するだけでどの業務からRPAにしていくべきなのか見てくるかと思います。この8つのポイントを会社や部署毎に合わせて少し変えるたりするでも効果が出てくるかと思います。
是非、RPAを導入したけどあまり効果が出ないと悩んでる方は8つのポイントを抑えて業務選定を行ってみてください。